今回、防衛省は、決定的となるデータを公表しませんでした。
軍事機密の保護とか武士の情けの観点からでしょうが、それが国際社会では「弱さ」に映るのです。
だから韓国は「まだ抵抗できる!日本人は決定的なデータを公表する勇気はないだろう」と踏んで、「韓国船が北朝鮮漁船の救助という人道的な活動をしているのにも拘らず、日本の哨戒機が超低空で威嚇して来た。悪いのは日本だ」というプロパガンダを始めたのです。そう、プロパガンダです。
それにしても稚拙なのですが、世界は「日本が絶対の自信があり、全ての証拠を掴んでいれば、最初から公表したはずだ。日本にも落ち度があるのではないか?」と考えてしまうのです。もちろん、軍事の専門家は正しく判断します。
しかし、韓国が狙っているのは国際世論です。
防衛省が「韓国が認めて謝罪するまで証拠を小出しにする」と言っていたので、心配していました。
相手に常識があれば、先に出した動画で十分でしょうが、相手は赤化が甚だしい極左文在寅政権下の韓国です。
韓国出身労働者裁判の例を見てもわかるように、もう感情のうねりを抑えられないのです。
ところで、今回の韓国の反論動画を観て、既視感を覚えました。
そう、韓流ポップグループのBTS騒ぎです。
メンバーのひとりがナチス帽を被ってポーズを取っていたことがわかり、サイモンヴィーゼンタルセンター(SWC)から抗議を受けると、韓国人ネット民が物凄い勢いで「あれば日本人がBTSを貶めるためにフォトショップで加工したんだ」と大騒ぎを始めました。
まさに息を吐くように嘘をつく、韓流アーミーから韓国政府まで同じレベルだということです。
そこで私は、問題となった2014年発行のファッション雑誌を独自ルートで入手し、そこにナチスのカギ十字が写っていることを確認しました。
これが加工だというなら、雑誌の編集者がやったことになりますね。
この事実をツイートしたら静かになりました。
※参考動画※---
【Youtube動画】
▼BTSファンとのバトルから学ぶ・・・
フェイク、デマには(1)即座に(2)一次資料で、対抗せよ!
<山岡流情報戦の作法>
|山岡鉄秀(AJCN代表) & 和田憲治(OTB代表)のTSJ1
|
https://youtu.be/cyEWkO2a3Sg
相手が韓国人や中国人であった場合は、最初から動かぬ証拠を突きつけて一発で議論を終わらせるのが基本です。
今回、私のFBやツイッターのフォロワーの方々から「韓国により多く恥をかかせるために、証拠の提示は小出しでもいい」という意見も複数頂きました。
それをしっかりやる決意と能力があるならそれもいいかもしれません。
それなら、今回間髪入れずに再反論して相手の稚拙な反論を叩き潰さなくてはなりません。
相手の軍事機密を暴露することも辞さない覚悟でやるべきです。
不用意に時間をかけると、韓国にも理があるように見えてしまうリスクがあります。
韓国側は、日本側の攻勢を一旦かわして、密室の協議で解決したい考えです。
ここで日本が「これ以上関係をこじらせないための大人の対応が必要」などと考えてそれに応じれば日本の完敗です。
日本が韓国の主張を認めたことになるからです。
たちまち韓国は日本が自らの間違いを認めたと喧伝し始めるでしょう。
日本は、韓国の反論を客観的事実を持って粉砕する必要がありますが、いかなる情報発信も第三国向けであることを忘れてはなりません。
韓国は反省しません。相手が強かったら黙る、弱かったら攻撃するだけです。
第三国が聞いていかに説得力があるか、が鍵です。
そして、拙書「日本よ、情報戦はこう戦え!」に書きましたが、即時性が重要です。
相手に時間的猶予を与えず、間髪入れずに粉砕すること。
時間を与えれば、どんな滅茶苦茶な論でもばら撒かれて不利になります。
「馬鹿を相手にしても時間の無駄だ」なんて言ってはいけません。
「説明なんぞしなくても世界はわかる」なんて考えてはいけません。
これまで情報戦に対応できず、どれだけ国益を損ねて来たか?第二次世界大戦における敗北も同様です。
今回は経済制裁まで視野に入れるべきでしょう。
少なくとも、ビザ免除は直ちに廃止すべきです。
今回は、尖閣の衝突事件の時とは違う対応を見せて欲しいと切に願います。
逆説的ですが、そうして初めて、韓国と健全な関係を築いていけるのです。
( 山岡 鉄秀 :Twitter:
https://twitter.com/jcn92977110 )
』
とありました。
なるほどと思いましたので、ご紹介させて頂きました。
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