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http://the-liberty.com/article.php?item_id=11860
中国の最高裁に当たる最高人民法院が、中国の「管轄海域」で違法漁労や領海侵入をした場合に刑事責任を追及する「規定」を定めていたことを、27日付産経新聞が報じた。
最高人民法院が海洋権益に関して、具体的な条文で司法解釈を定めるのは初めてという。
同紙は、中国の脅威をこう伝えている。
「今回の規定で、中国国内法上は、尖閣を含む日本側の領域で日本人漁師などを中国側公船が摘発することを正当化した形だ」「『不法侵入』などとして、日本人を身柄拘束する可能性をちらつかせることで、日本側をけん制する意図があるとみる政府関係者もいる」
尖閣は「沖縄県石垣市」である
尖閣諸島周辺の海域で起きたことに対して、自国の法律を適用させる動きだが、尖閣諸島は「沖縄県石垣市」である。明らかにおかしなものだが、国際的な常識が通じないのが中国である。
実際に、7月にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が「南シナ海での中国支配を認めない」と判決を下した後も、判決の出た南シナ海のスカボロー礁付近でフィリピン漁船を追い出すなどしている。
アメリカ海軍大学校の「中国海洋研究所」のピーター・ダットン所長は、「中国は自国の歴史と国内法をまず主権主張の基盤とし、後から対外的にも根拠があるかのような一方的宣言にしていく」と述べている。
自国の主張を通すために、あらゆる手段でもって足場固めしていく中国のやり方が顕著に表れている事例を紹介したい。
中央アジアや仏教に造詣の深いマイケル・ダナム氏が著した『中国はいかにチベットを侵略したか』には、次のような実例が紹介されている。
1953年、毛沢東はインド首相ネールと会談し、あたかもチベットが中国の一部であるかの如く、チベット側に何も知らせないまま勝手に、「インド・チベット間の交易は、すべて中国が管理する」という協定を結んだ。
協定の中でも、チベットは「中国の一地域」とされ、チベットとの交易が何百年も続くインドに対して、「チベットは中国の一部」ということを事実上認めさせる目的があった。
これに加え、中国政府の発刊した『西藏歴史档案薈粹(せいぞうれきしとうあんかいすう)』がある。この中には、チベットが中国の一部であることを認めさせるために選び出された史料類が収録されている。
歴史的な公平性を完全に無視し、「チベットが中国の一部である」という理論を対外的に発信するだけにつくられたプロパガンダ書である。自国のみで通用する歴史、ある種の「国内法」であろう。
被害を受けた国が、「受け入れられない」「遺憾である」と言い続けても、中国は、国内法や歴史、外交戦略、あらゆるものを駆使して、自国の権益を主張し、武力を使って押し通してくる。
日本は、国際社会との連携を強めるのはもちろん、「悪を犯させない」ための手段を持つ時期に来ている。
(片岡眞有子)
【関連記事】
2016年8月17日付本欄 尖閣諸島の中国漁船に民兵100人以上 アメリカなしで尖閣を守る準備を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11789
2016年8月13日付本欄 日比が会談「法の支配重視」で一致 日本は包囲網の中心たれ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11774
この記事へのコメント
おひさしぶりですね!
対・創価戦にあたっての「用意」など策謀を打ち合わせました(笑)
アレックスさんには大化の改新くらいの昔の話でしょうが、当事者には困った問題です。 、私も遠くない将来に遭遇しそうなことです。 まあ老獪なる私ですから(苦笑)、前々の予防線、(つまり敵を油断させる言葉、うそ八百の心境など)策を労して家族を守るという一点に準備 怠りなくやってきましたが。
まあ、策士、策に溺れる、の金言もありますので、引き締めていこうと考えを新たにしております。
しかし、実に面倒なことなんですよねえ。。。
無慈悲な建前論にいちいち対応しないといかんわけですから、いちコメンテーターたる私も同じように考えて書いています。
ご訪問、ありがとうございました!
またいつか来ます。(^^;
RAMBOさん、お久しぶりです。
私の方は、時間があればほとんどリフォームに費やしています。^^
私も久しぶりに創価関連記事を書かせて頂きました。(笑)
面倒な話ですねえ。
私の母も、現在創価学会に籍を置いてありますが、面倒なのでそのままにしています。
そして、座談会とか活動とかに関わっていませんので、心は創価学会にはありませんから、まあ良いか?と言うことで放置しています。(笑)