皆様、おはようございます。
ついに、14日、大阪で初めて「インド型」の変異ウイルスの感染者が確認されたとの報道がありました。
感染が確認されたのはインドへの渡航歴がある大阪府の40代の男性で、帰国後、国による健康観察期間中だった4月下旬に発症したということです。
その後、府内の保健所を通じて陽性が判明し、国立感染症研究所がウイルス解析を行ったところ、「インド型」と判明、帰国後、自主隔離を守っていたといい、他の人との接触はなかったとの事です。
しばらくの様子見が必要になりますが、備えはした方が良いですね。
ここから、国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんの話です。
今年1月から2月にかけて、神戸で英国型への置き換わりが猛スピードで進んだことからもわかる通り、ウイルスの世界は弱肉強食で感染力の強い型にどんどん置き換わります。
今後、国内でインド型の感染が一気に広がる可能性も否定できない」
ただでさえ第4波に苦しんでいるのに、さらにインド型まで流行すると、日本は未曽有の危機に見舞われそうだ。
「すでに英国型によって大阪では医療が逼迫して入院先が決まらず施設で亡くなったり、救急隊が救命措置を行った例が相次ぎます。
そうした状況で感染力が強いインド型が蔓延すると、第1波の際のイタリアのように、医療崩壊で大変な状況になる可能性があります。
医療体制が脆弱で、ハイリスクの高齢者が多い日本は、油断ならない状況下にあると考えざるを得ません」
第1波のイタリアは医療が崩壊し、70才以上の患者の集中治療室受け入れを断るなど、多くの病院で「命の選別」が進んだ。あの惨劇が、日本で繰り返されるかもしれない。
インド型の大きな特徴は、ウイルスのスパイクタンパク質(ヒト細胞表面にある受容体と結合する物質)に、「L452R」と「E484Q」という2つの変異が見られることだ。
それゆえに、しばしばインド型は“二重変異”とも呼ばれる。
なかでも脅威なのが「L452R」の変異である。
東京大学や熊本大学などの研究チームは4月に発表した論文で、「L452R」は日本人の6割が持つ白血球の型「HLA(ヒト白血球抗原)―A24」がつくる免疫細胞から逃れる能力があるという研究結果を発表した。
「わかりやすく言うと、通常はウイルスに感染すると、『HLA―A24』というタイプの抗原がSOSを出して、免疫機能を活性化させます。
ところがL452Rは、HLA―A24の働きを弱める機能がある。
そのため感染すると免疫機能が働きにくくなり、ウイルスがどんどん増殖して重症化しやすくなるのです。
つまり、日本にインド型のウイルスが入ってきた場合、6割の日本人の免疫力では打ち克てない可能性を意味します。
しかもインド人でHLA―A24を持つのは2割前後とかなり低いので、日本人がインド型に感染するとさらに危ない状況になりかねない」
そのほかにもインド型には懸念材料がある。
「L452RとE484Qの変異は、ともにワクチンの効果を弱める可能性が指摘されています。
アメリカでは、ファイザー製とモデルナ製のワクチンの効果が半減するとの報告もある」
インド株については、
ウイルス研究者らによると1ヶ月後位からイギリス変異株より数倍、感染率、死亡率が高いインド変異株が日本で蔓延する可能性があると言われています。
現在インドでは1日約40万人が感染し約4000人が亡くなっているとの事。
インド変異株は日本人に感染しやすいとも言われており、このままザルの入国規制を行っていたら数十万人の日本人が亡くなり、戦後最大の大惨事になる事も考えられるとの事です。
感染しても入院出来ませんから、せめて熱、痛みを和らげるアセトアミノフェン、パルスオキシメーター、肺炎を防ぐ抗生物質、酸素吸入器を用意した方が良いですね。PR
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