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1.水を飲むと予防できるのか
メモには、ウイルスをのどから胃へ流し込み、胃酸で殺してしまうために「少なくとも15分置き」に水を飲むべきだ、と書かれていた。
だがアトマー博士は、呼吸器ウイルスにこの予防法が効くことを示す証拠はないと指摘。
「たとえ効果があったとしても、鼻からの侵入は防げない」と指摘した。
2.塩水でうがいすれば予防できるのか
メモには「ぬるま湯に塩を溶かすだけ」とあり、ぬるま湯自体にもウイルスを殺す効果があるように読み取れる。
しかしこれまでの呼吸器ウイルスのデータから、塩水に効果は期待できないという。
ぬるま湯の温度でウイルスが不活性化することもあり得ないと、博士は断言する。
3.10秒息を止められれば大丈夫なのか
深呼吸して息を10秒以上止めてもせきが出なければ、肺が修復不可能な「線維化」を起こしていないということで、「つまり感染していないことを示す」と、メモは主張する。
博士はこれを「間違い」と言い切った。
「急性のウイルス感染症にかかった時は気道が炎症を起こし、深呼吸でせきが出てしまうことも多い。
それだけのことで、線維化とは無関係だ。
10秒間息を止められたからといって、新型コロナウイルスに感染していないということにもならない」という。
4.鼻水が出ればただの風邪なのか
メモによると、新型コロナウイルスによる肺炎は乾いたせきが特徴で鼻水は出ない。
だから鼻水やたんが出るなら、それは普通の風邪だという。
これに対してアトマー博士は、乾いたせきが出る感染者は確かに多いとしたうえで、たんの出る湿ったせきをする症例もみられると強調した。
5.新型ウイルスに感染したら肺炎になるのか
メモによれば、ウイルスはのどに入って、まず3~4日間のどの痛みを引き起こす。
その後鼻汁に混じって気管から肺に侵入し、肺炎を起こすとされる。
アトマー博士はこの説明について、「必ずしも正確とはいえない」と述べた。
症状の経過は患者によって違うし、のどが痛くならない患者もいるからだ。
のどの痛みがあれば必ず感染しているというわけではなく、感染した患者が全員肺炎になるわけでもない。
6.新型ウイルスの感染者はおぼれる感覚を訴えるのか
メモには、新型ウイルスに感染した場合の鼻づまりは通常と違い、おぼれるような感覚だと書いてある。
だが博士によると、この症状はどんな呼吸器ウイルスにも当てはまらず、新型ウイルス感染で鼻づまりがない患者も多いという。
7.入院する時には手遅れなのか
「熱やせきで病院へ行く頃には肺の50%が線維化していてすでに手遅れ」――メモにはそう書かれている。
博士はこれについても「完全な間違い」「極めて人騒がせな情報だ」と指摘。
肺の線維化がみられる例はほんの一部で、患者の8割は軽い症状で済むと強調した。
但し、この情報は2020.03.18 Wed posted at 18:49 JSTなので、現在4月14日時点では分かりません。変わっている可能性もあり得ます。
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